Greeting Message
福岡女学院 院長あいさつ
Mitsuharu Akudo
学校法人福岡女学院
院長 阿久戸 光晴

 2021年度に創立136周年を迎えた福岡女学院は、神への敬虔な生活態度で知られるキリスト教・プロテスタント・メソディスト教派からの派遣宣教師ジェニーギール先生の祈りによって開校されました。先生は来日してすぐ、わが国の女性たちの当時の現状に心を痛められ、今後の日本の発展のためにも、女性たちに必要なのはキリスト教教育、それも各個人が神と神に遣わされた人に真に愛されていることを体得させることであると確信し、福岡のクリスチャンたちの依頼に応えて福岡女学院を開校しました。その精神は第二次大戦中の校舎爆撃を受けての青空礼拝などに見られるように脈々と継承され、福岡で「ミッション」と呼ばれ、日本全国でも真摯なキリスト教教育で特に知られるほどになっています。
 また本学院は固有の「学院聖句」を持っています。それは、「私はぶどうの木、あなた方はその枝である。人が私につながっており、私もその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。私を離れては、あなた方は何もできないからである」(新約聖書・ヨハネ福音書15章5節)との聖句ですが、イエス・キリストにつながることで、この地上に良き「きずな」を作っていく使命を自覚して行くとの宣言をしています。
 現在、新型コロナウィルスが猛威を振るっていますが、グローバル言語としての英語教育に注力してきた福岡女学院は、更に「アフター・コロナ時代」を見据え、多方面でのICT教育にも力を入れ、これまでの伝統を引き継いだ、わが国内外の「きずな」を作っていくことを続けてまいります。

2021年4月
学校法人 福岡女学院 
院長 阿久戸 光晴
Outline of Archives
資料室概要
目 的 福岡女学院資料室は、福岡女学院の歴史に関する資料の収集・整理・保存・調査・研究を行い、
学院の教育・研究に資すること並びにその歴史と伝統を後世に継承することを目的とするアーカイブスです。
また、福岡女学院資料展示室では、本学院の生徒・学生たちに学院の歩みを学び理解を深めてもらうために、
そして、地域の皆様に広く学院の歴史を知っていただくために、学院の歩みを常設展示致しております。
業務内容 ◇ 資料の収集、整理及び保存
◇ 資料の展示、閲覧、貸出及び情報の提供
◇ 学院史の調査及び研究
◇ 学院史に関する出版物の編集及び刊行
◇ その他必要と認める事業
展示室・開室時間
月曜日~金曜日 9時30分~16時30分

※展示室は、どなたでもご自由にご覧になることができます。
※展示室ご案内のご希望や資料提供等でお越しいただく際は、事前にご予約を頂けると幸いです。
※土・日・祝祭日、年末年始の休日、その他学院の休業日はご利用できません。

主な所蔵資料 ◇ 学内各部局・事務部等からの受領文書
◇ 退職教職員、卒業生(同窓生)等からの寄贈史資料
◇ 学内印刷物
◇ 新聞等の学校関係記事スクラップ
◇ 学院に関係する写真(人物・建物・構内風景等)、映像資料、など
資料提供のお願い 福岡女学院に関する、書類印刷物、学院発行誌、写真、卒業アルバム、映像、記念品、生徒手帳、
大正期~昭和前期の制服・制帽
などをお持ちでしたら、お知らせいただければ幸いです。
お問い合せ先 お問い合わせは以下にお願いいたします。
所蔵資料の閲覧を希望する方は、事前にご連絡をお願い致します。
〒811-1313 福岡市南区日佐3-42-1
福岡女学院 総務課 資料室
Tel.092-581-1492(学院代表)
資料のご恵贈窓口
Founder and History
創立者と歴史
創立者ジェニー・ギール
創立者ジェニー・ギール
ジェニー・ギール(Jean Margaret Gheer)は、1846(弘化3)年11月13日にアメリカペンシルベニア州ベルウッドで生まれました。師範学校を卒業し公立学校で教師を経た後、1879(明治12)年11月に婦人外国伝道会の宣教師として来日しました。当時、アメリカメソジスト監督教会の九州の拠点は長崎にあり、宣教師エリザベス・ラッセル(Elizabeth Russell)の協力者としてギールは長崎の活水女学校の創設に努めていました。その頃、福岡ではメソジスト教会として美以美教会が開設、女子の学校設立を望む声が高まっていました。こうした要望を受け、ギールは事情調査のため1885年4月から5月にかけて来福、6月15日に呉服町の福岡美以美教会仮会堂でキリスト教による英和女学校(後の福岡女学院)を開設致しました。英和女学校初代校長を2年間勤めた後、健康上の理由により帰米しましたが、本学院の設立をはじめ福岡や長崎の女子教育の創設と発展に尽力しました。
福岡女学院の歴史
福岡女学院の歴史
福岡女学院の創設は、1885(明治18)年の英和女学校の創立にさかのぼります。設立当初は生徒数わずか25人程度の私塾のような存在でしたが、1888年に正式に学校としての認可を受けました。1903年には、小学科・予備科・初等科・高等科の教育体系の確立と裁縫専科および音楽科の併設、1910年には英文専門科が設立されるなど、教育内容も充実していきました。1873年に幕府によって禁止され続けてきたキリスト教がようやく解禁されましたが、260余年もの長い間その信仰を許されてこなかったキリスト教に対する世間の風当たりは依然として強く、人々の理解を得ることは容易ではないなかでの開学でした。その後も、1899年には文部省訓令第12号によって宗教教育が禁止され、第二次世界大戦下にはキリスト教への弾圧がさらに強まりましたが、日々の礼拝を欠かさずキリスト教主義の学校としてその精神を守り貫きました。なお、1921(大正10)年に制服として採用したセーラー服は、そのデザインをほとんど変えることなく今も学院のシンボルとなっています。
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資料室ジャーナル 創刊号(2020年) NEW
福岡女学院に関する書籍
◇『徳永ヨシ その生涯と思い出』
(徳永ヨシ伝記編集委員 学校法人福岡女学院 1960年)
◇『ミス・ダイヤモンドとセーラー服 エリザベス・リー その人と時代』
(古川照美・千葉浩美編 中央公論新社 2010年)
◇『凛として花一輪ー福岡女学院ものがたり』
(徳永徹 梓書院 2012年)
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